仕事でClaude・Gemini・ChatGPTをそれぞれ使う機会があって、文章・記事を作るという用途に絞ったとき、けっこう差があるなと感じてきました。個人的な感想ベースで書いてみます。
なお、普段の使い方で学習の傾向が変わったり、プロンプトの工夫次第で変わる部分も多いので、「仕事の文章を作る」という用途に絞って比較しています。
結論から言うと、文章・記事作成ならClaudeが一番使いやすいです。ただ「どれが最強か」より「何に使うか」で選ぶのが正直なところで、その話を以下にまとめます。
まず気になったのは「参考URLの信頼性」でした
参考URLを出してと頼んだとき、各ツールでだいぶ挙動が違います。
Claudeはウェブ検索を使う場合、実際に検索した結果から引いてくるので、URLがちゃんと機能している確率が高いです。検索せずに答える場合もありますが、そのときは「これは私の知識の範囲です」みたいな形で出してくれるので、人間が検証しやすい。
ChatGPTとGeminiは、ウェブ検索をしない状態でURLを求めると、それらしく見えるけど実際には存在しないURLを平気で出してくることがあります。フォーマットは完璧なのに、開いたら404、というやつ。これは「ハルシネーション」と呼ばれる現象で、AIが学習データから「それっぽいURL」を生成してしまうことが原因です。一度引っかかるとかなり困るので、URLが必要な用途では都度クリックして確認するのが無難です。
ちなみにChatGPTはウェブ検索ツールをオンにすれば改善されますが、何も言わないと検索しないことも多いです。
文体・文章の雰囲気の違い
これは好みの問題もあるので参考程度に。
Claudeは文章が硬めになりがちです。ビジネス文書っぽい丁寧さが自動的に出てくる感じ。崩した文体を求めるなら、その旨を明示的に伝えないと、勝手にきれいに整えてきます。この記事みたいに「人間っぽく書いて」と指示を出すと変わりますが、デフォルトは整いすぎる印象。
ChatGPTはコントロールしないと絵文字がガンガン入ってきます。「✅ポイント1」みたいなフォーマットも多い。フランクな文体の指示を与えると今度は崩しすぎる方向にいくこともあって、ちょうどいいトーンに持っていくのにやや手間がかかります。ただ、創作系や発散させたいときはこのノリが使えることもある。
Geminiは日本語がたまにおかしくなります。文法的に変というより、ちょっとした言い回しが「日本語ネイティブが書いたっぽくない」感じになる場面がある。英語→日本語の翻訳経由みたいなぎこちなさというか。ほかの2つより発生頻度は高い印象なので、Geminiで出力したものは一読して確認するクセをつけたほうがいいです。
うまく使うためのコツ
実際に試してきて効果があったことをいくつか。
トーンを最初に指定する。「ですます調で、読者に語りかけるような文体で」とか「箇条書きなし、散文で」とか最初に書いておくと、後から修正する手間が減ります。特にClaudeは指示に素直に従う傾向があるので、ここで差が出やすい。
参考URLが必要なときは「ウェブ検索して」と明示する。各ツールはデフォルトで検索をするとは限らないので、「調べた上で答えて」と一言添えるだけで変わります。
出力を鵜呑みにしない。どのツールも「それらしい文章」を出すのが得意なので、事実確認が必要な内容は必ず自分で検証する前提で使うのがいいです。これはどのツールにも共通して言えることです。
用途で使い分ける。Claudeは検証しやすさ・コーディング補助、ChatGPTは発散させたいアイデア出しや汎用タスク、Geminiは大量のドキュメントを読み込ませる用途やGoogle Workspaceとの連携、というように役割を決めると効率が上がります。
まとめ
どれがいちばんかというより、何に使うかで選ぶのが正直なところです。文章・記事作成という用途に絞ると、URLの信頼性や文体のコントロールしやすさを考えると今のところClaudeが一番使いやすいと感じています。ただこのへんは今後も変わっていくと思うので、定期的に使い比べてみるくらいのスタンスがちょうどいいかもしれません。